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パチンコ ひまわり 新琴似 

「Windows Insider用語解説」のインデックス

連載目次

 スマートフォン(以下、スマホ)の通信費用を抑えられるということで、「格安SIMカード」に注目が集まっている。格安SIMカードとは、MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)が携帯電話会社(キャリア)の通信回線を借りて、データ通信速度や容量などを工夫することで安価にサービスを提供するものだ。

 そして格安SIMカードの普及とともに、どこのキャリアでも利用可能なSIMロックフリー(SIMフリー)のスマホもさまざまなメーカーから販売されている。例えば、キーボード付きのスマホ「BlackBerry Classic」や、Windows Phone搭載の「MADOSMA」など、キャリアでは販売されていない魅力的な端末もSIMフリーで販売されている。

 また総務省が「SIMロック解除に関するガイドライン」を改正したことで、キャリアから購入したスマホであっても、機種によっては180日以上の利用でSIMロックの解除が可能になっている。

 このようなSIMフリーやSIMロックが解除されたスマホであれば、キャリアに関わらず利用できるようになるわけだが、スマホと携帯電話会社の組み合わせによっては、電波がつながらない、地方などでつながりにくいといったことも起きる。これは、キャリアが利用している電波の周波数帯とスマホがサポートしている周波数帯が合わないことに起因する。

 携帯電話が利用する電波の周波数は、標準化団体の「3GPP」が技術仕様「ETSI TS 136 101」で規定しており、各国の事情に合わせて、規定された周波数帯(バンド)の中から各キャリアに割り当てを行っている。そのため、キャリアによって利用できるバンドが異なっているのだ。

 LTEのバンドは、ETSI TS 136 101によって割り当てられた周波数によって「バンド1」「バンド2」「バンド3」……と数字が付けられており、「バンド1」から「バンド44」まで規定されている。このバンドは、周波数の順に番号が付けられているわけではないので注意してほしい(バンド1から周波数が低い順に付けられているわけではない)。ETSI TS 136 101で規定されたバンドは以下の通りである。

バンド周波数帯上り(MHz)下り(MHz)帯域幅(MHz)FDD/TDD121001920~19802110~217060×2FDD219001850~19101930~199060×2FDD318001710~17851805~188075×2FDD41700/21001710~17552110~215545×2FDD5850824~849869~89425×2FDD6800830~840875~88510×2FDD726002500~25702620~269070×2FDD8900880~915925~96035×2FDD917001749.9~1784.91844.9~1879.935×2FDD101700/21001710~17702110~217060×2FDD1115001427.9~1447.91475.9~1495.920×2FDD12700699~716729~74617×2FDD13700777~787746~75610×2FDD14700788~798758~76810×2FDD15予約16予約17700704~716734~74612×2FDD18800815~830860~87515×2FDD19800830~845875~89015×2FDD20800832~862791~82130×2FDD2115001447.9~1462.91495.9~1510.915×2FDD2235003410~34903510~359080×2FDD2320002000~20202180~220020×2FDD2416001626.5~1660.51525~155934×2FDD2519001850~19151930~199565×2FDD26850814~849859~89435×2FDD27850807~824852~86917×2FDD28700703~748758~80345×2FDD29700N/A717~728N/AFDD3023002305~23152350~236010×2FDD31450452.5~457.5462.5~467.55×2FDD321400N/A1452~1496N/AFDD331900~192020TDD342010~202515TDD351850~191060TDD361930~199060TDD371910~193020TDD382570~262050TDD391880~192040TDD402300~2400100TDD412496~2690194TDD423400~3600200TDD433600~3800200TDD44703~803100TDD

ETSI TS 136 101で規定されたバンドバンド1(2100MHz帯)は「IMTコアバンド」と呼ばれており、世界中のほとんどのLTEでサポートされている。LTEの通信方式には、「FDD(周波数分割多重)」と「TDD(時分割多重)」の2種類がある。FDDは上りと下りの通信を異なる周波数に割り当てるのに対し、TDDは同じ周波数で上りと下りを時間を切り替えて通信する方式である。FDDはバンド1からバンド32に、TDDはバンド33からバンド44に割り当てられている。日本国内において、LTEの通信はFDDが主流であるが、Wireless City Planningが提供する「AXGP」や、KDDIグループのUQコミュニケーションズが提供する「WiMAX 2+」がTDDを採用している。

 上記で規定されているバンドが全ての国で同じように使えるわけではない。上記のうちからいくつかのバンドが各国の電波事情などに応じてキャリアに割り当てられ、利用されることになる。

 スマホを選ぶ場合、性能(プロセッサーやメモリ容量など)を比べるのも重要だが、どのバンドをサポートしているのかも調べておきたい。日本国内のバンドの利用状況は以下の通りなので、スマホがサポートしているバンドとこの表のバンドを見比べて、自分が利用しているキャリアにそのスマホが対応しているのかを確認しておこう。また海外で現地のSIMカードを使って通信したいなら、その国のキャリアが利用しているバンドにスマホが対応しているかも確認しておく必要があるだろう。

バンド周波数帯上り周波数下り周波数割り当てキャリア帯域幅通信種別12100MHz帯1920~1940MHz2110~2130MHzKDDI(au)20MHz×2FDD1940~1960MHz2130~2150MHzNTTドコモ20MHz×21960~1980MHz2150~2170MHzソフトバンク20MHz×23(バンド9を含む)1700MHz帯1744.9~1759.9MHz1844.9~1854.9MHzY! mobile15MHz×2FDD1759.9~1784.9MHz1854.9~1879.9MHz1764.9~1784.9MHz1859.9~1879.9MHzNTTドコモ20MHz×2FDD8900MHz帯900~905MHz945~950MHzソフトバンク15MHz×2FDD905~915MHz950~960MHz111500MHz帯1427.9~1447.9MHz1475.9~1485.9MHzソフトバンク10MHz×2FDD1437.9~1447.9MHz1485.9~1495.9MHzKDDI(au)10MHz×219800MHz帯830~845MHz875~890MHzNTTドコモ15MHz×2FDD211500MHz帯1447.9~1462.9MHz1495.9~1510.9MHzNTTドコモ15MHz×2FDD26800MHz帯815~825MHz860~870MHzKDDI(au)15MHz×2FDD825~830MHz870~875MHz28700MHz帯718~728MHz773~783MHzKDDI(au)10MHz×2FDD728~738MHz783~793MHzNTTドコモ10MHz×2FDD738~748MHz793~803MHzY! mobile10MHz×2FDD41(バンド38を含む)2500MHz帯2545~2575MHzWireless City Planning30MHzTDD2595~2645MHzUQ Communications50MHzTDD日本国内のキャリアがサポートしているLTEのバンド

 例えば、Windows Phoneの「MADOSMA」は、「スペック」欄の「通信」項目の情報によると、バンド1/3/19(バンド6を含む)をサポートしていることになっている。上表の通り、このLTEバンドはNTTドコモの回線(MVNOを含む)に合致したものである。

MADOSMAのスペックMADOSMAのスペックマウスコンピューターがホームページで公開しているMADOSMAのスペックを見ると、「通信 4G/LTE」欄に対応しているLTEバンドが記載されている。 (1)このスペック表を見ると、MADOSMAはバンド1/3/19(バンド6を含む)をサポートしていることになっている。

 一方、auの回線でMADOSMAを利用しようとすると、バンド3/19はauがサポートしておらず、場所によっては通信できない可能性がある。実際には、MADOSMAはauのバンド1をサポートしておらず、au系のSIMカードを挿しても通信できない(auのバンド1は、PHSに割り当てられた周波数と近接しているため、「PHSを保護するための技適」の取得などが必要となっている。そのため、auのバンド1をサポートしていないスマホも多いようだ)。このようにホームページに掲載されている仕様書では、一見サポートされているようなバンドであっても、実際には利用できないということもあるので注意したい。

スマホとキャリアのバンドの関係スマホとキャリアのバンドの関係バンド1/3/19をサポートするスマホでは、NTTドコモがサポートするバンドには対応できるが、auやソフトバンクとはバンド1だけでしか通信できない。さらに、同じバンド1でもNTTドコモとは通信可能でauとは通信できない、といったスマホもあるので要注意だ。

 またiPhone 6S/6S Plusのように、世界中でほぼ同じ仕様(サポートするバンドや通信規格によって何種類かあるが)で販売しているような機種では、数多くのバンドをサポートしている。日本国内向けのiPhone 6S モデルA1688 CDMA/6S Plus モデルA1687 CDMAでは、LTEバンド1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/27/28/29/38/39/40/41と、日本国内のみならず海外のキャリアであっても対応できるほど、多数のバンドに対応している。

 このようにスマホによってサポートしているバンドは異なっているので、特にSIMフリーのスマホを購入する場合は、利用するキャリアのバンドと合致するかどうかを事前に確認しておく必要がある。

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